ボイトレのレッスン中に「鼻腔共鳴を意識して!」って指導されるけど、実はよく分かってない。
先生に言われた通りに発声して「そう!その調子!」って言われるけど、なにが「そう!」なのか実感できてない。
先生に言われた通りに発声して「そう!その調子!」って言われるけど、なにが「そう!」なのか実感できてない。
と、お悩みの方へ「『これが鼻腔共鳴か!』初めて感覚をつかんだ日のお話し」というテーマで解説していきます。
この記事を読めば、「鼻腔共鳴」の感覚をつかむヒントが得られます。
なぜなら、私がボイトレを受けていた時「鼻腔共鳴」の実感がないまま、レッスンを受けていたことがあり、そこから「これか!」と分かった日までの体験談をお話しするからです。
鼻腔共鳴ができるようになると、カラオケで自分が歌う時にマイクの音量を下げなければいけないくらい、声量がつきます。
そして、高い声が圧倒的に出しやすくなります。
全然できなかった時からお話ししますので、ぜひ、最後までご覧ください。
私は鼻腔共鳴の感覚をつかんだことでミックスボイスができるようになりました。ミックスボイスについて興味のある方は、以下の記事をご覧ください。
ミックスボイスという言葉を知っていますか?もしあなたがカラオケで高い声を出せなくて悩んでいるのならこれを読んでほしいです。10年間練習してやっとミックスボイスを出せるようになった私が解説します。
「これが鼻腔共鳴か!」初めて感覚をつかんだ日のお話し
鼻腔共鳴の体験談を次のストーリーでお伝えします。
- そもそも鼻腔共鳴とは
- できているか実感なし
- 変顔レッスンスタート
- とうとう感覚をつかむ
なぜなら、人によっては鼻腔共鳴で高い声が出やすくなるから。
初めから少しできる人と、全くできない人では感覚のつかみ方が異なります。
私は後者の人間で大分、苦労をしました。
そんな一般人の私の鼻腔共鳴ができるようになったストーリーを詳しく解説します。
そもそも鼻腔共鳴とは
鼻腔共鳴と呼ばれている何か
鼻腔共鳴(びくうきょうめい)とは、意識的に口の中(口腔)よりも、鼻の中(鼻腔)で音を響かせることです。
諸説ありますが、要するに、鼻の中の空間を使って歌うと「通る、いい声」になると言われているものです。
一般的な言葉ではなく、私はボーカルの教則本を読んで、その専門用語を知りました。
本で読んで単語は知っていた
ボーカルの教則本にて用語として知っていた鼻腔共鳴。
ですが、頭で理解していたとしても、実際にできるかどうかは別です。やっかいなのは付録のトレーニングCDで練習していたことによって「私はできている」と思い込んでいたことです。
そのため、私は鼻腔共鳴(自称)が身に付いていました。
高い声を出す訓練として
時は流れ、ボーカル教室に通っている時、高い声を出すコツとして「鼻腔共鳴を意識しましょう」というお話しになりました。
鼻歌のようにハミングを音階にそって鳴らすレッスンをしたことを覚えています。
鼻腔共鳴(自称)の自主練をしていたので「そう!その調子!」のやり取りが発生。
できているか実感なし
振動していることは分かる
レッスンで教わったハミングを自主練で行うも、鼻腔共鳴がちゃんとできているか実感を持てませんでした。ただ、鼻やその周りが前よりも振動していることは感じていました。
その時にやっていたのは
「ん~」と鼻を意識してハミングをした後に
「あ~」と響きはそのままで母音を変えるトレーニングでした。
でも高い声には結びつかない
「ん~あ~」のトレーニングでハミングを自然に出せるようになったものの、肝心の「高い声が出やすくなる」ということはありませんでした。
高い音域でやれば喉は締まりましたし、当然、歌には使えませんでした。
半信半疑の日々
これが鼻腔共鳴だという確信はなく、半信半疑でハミングの練習を続けていました。3カ月程、特に上達は感じませんでした。
変顔レッスンスタート
先生に相談
当時私を担当してくださっていた先生に、ハミングの練習を続けているが鼻腔共鳴の実感が持てない旨を、相談しました。
その時の先生の回答は「鼻腔共鳴ができている時と、できていない時があって、気にはなっていた」でした。
「できている時がある」ということは、どうやら自主練でハミングの練習を続けていたのは無駄ではなかったようです。
レッスン内容が変わった
鼻腔共鳴と高い声を結びつけるために、その日からレッスン内容が変わりました。先生が言ったのは「こんな感じで変顔をしてください」という内容でした。
ここでいう変顔とは、鼻を持ち上げてようにして、まるで怒っている人のような顔です。
鼻を上げるという動作をしたことがなかったので、初めてその変顔をしたときは両方のほっぺたがピクピク震えました。
先生がおっしゃるに「その顔で『ンガ』と言うときの喉の感覚で歌ってください。」という内容。
圧倒的な説得力
最初は先生が冗談を言っているのかと思っていたのですが、この変顔で歌うとこんな感じで・・・と、キーが高くて全然歌えない曲を軽やかに歌ってみせてくれたのです。
変顔の感覚さえつかめば、この顔をしなくてもできるようになるとの言葉を信じて、変顔レッスンがスタートしました。先生の実演があったからこそ、変顔レッスンに説得力を感じました。
とうとう感覚をつかむ
それは課題曲の練習中に
変顔レッスンが始まってからだいたい1カ月経った頃、当時の課題曲だった「高嶺の花子さん」を歌っている時に、いつも苦戦していたAメロの高い所でスポーンと抜けるように声が出ることがありました。
それは力むことなく自然に高い声がで。
そして、その声が決して弱々しい裏声ではなく、しっかりとした地声のような響き。「これが鼻腔共鳴か!」と実感した瞬間でした。
自主練でもずっと変顔
とはいえ、再現性が低かったので変顔で歌う自主練を続けていました。とても人様にお見せできる顔ではないため、ヒトカラでこっそりとです。
ちゃんと変顔ができているか、時々スマホのカメラで確認しながら、更に2カ月程練習を続けました。
変顔しなくてもできるように
「鼻腔共鳴を意識しましょう」と言われてから半年、変顔をしなくても抜ける声が出るようになりました。
そのため、最初は絶望的と思っていた「高嶺の花子さん」を原曲キーで歌えるようになりました。
後日談として、高いキーの声が出るようになったものの、音程・リズム・その他諸々練習するところが見つかって、再度絶望したわけですが。
まとめ
今日は「『これが鼻腔共鳴か!』初めて感覚をつかんだ日のお話し」というテーマで解説してきました。いかがでしたでしょうか。
ポイントは以下の3点です。
- 用語を知っているだけで中途半端だった
- 変顔をしながら歌うことで感覚をつかんだ
- 練習期間は自主練を含めて6か月間
鼻腔共鳴のレッスンのおかげで、イメージしていた力強い高い声がでるようになりました。
喉への負担も軽減され、今の自分の声をとても気に入っています。
私の場合はたまたま変顔レッスンが効果的だっただけで、すべての人に対して効果があるとは思っていません。
ただ、こういった感覚的な情報は参考になる方がいると思い記事にしました。
高い声を出すために「鼻腔共鳴」を練習している方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。それでは~
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