練習しても高い声が裏返るあなたへ【10年かけて克服した話】

2020/12/27

高い声

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練習しても高い声が裏返るあなたへ【10年かけて克服した話】

高い声が裏返ってしまう。
人前で歌っている時、恥ずかしい。
練習しているけど全然変わらない。
どうすれば克服できる?

とお悩みのあなたへ、高い声が裏返ることを克服した私の体験談をお伝えします。

この記事を読めば、音楽経験のない一般人でも、練習を続けていれば「高い声が裏返ることなく自由に出せるようになる」ということが分かります。

なぜなら、この私がその証明だからです。

私がやってきた事と、どんな風にモチベーションを維持してきたか綴りました。ぜひ最後までご覧ください。

練習しても高い声が裏返るあなたへ

練習しても高い声が裏返るあなたへ

今でこそ女性曲を原曲キーで歌ったり、カラオケバーで「君、声出るねぇ」と言ってもらえるようになったりしました。

高い声が裏返ることなく自由に歌えています。

そんな私の歌っている姿を見て、最近ではボイトレの相談を受けるようになりました。

「どうやったらそんな風に高い声で歌えるようになりますか?」

「普段、どんな練習をされているんですか?」

「ボイトレに行こうと思っていて、相談に乗ってもらえませんか?」

私の声を褒めてくださったり、私の歌が好きといってくださったり。本当に嬉しい限り。

ですが、最初から高い声が出るわけではなかったのです。

高い声が裏返って恥ずかしい

高い声が裏返るのは恥ずかしい

20歳の時に一人カラオケを始めて、お世辞にも歌が上手いとは言えない状態でした。

ボイストレーニング教室に通うようになっても、「姿勢の矯正」「呼吸の練習」などが苦痛で、一時期はボイトレの効果を疑ったことがあるほどです。

当然ながら、高い声は裏返るひどい有様でした。

高い声が裏返って恥ずかしいと思った私は、声を誤魔化すために次のことをしました。
  • 全部裏声で通す
  • 声を張る
  • 喉締め
どれも今の私を支える大切な要素なのですが、一つ一つは退屈であったり奇声であったり実用的な歌い方ではありませんでした。

1つずつどんな感じか説明しますね。

全部裏声で通す

一つ目は「全部裏声で通す」です。

高い声で裏返ってしまうのなら、全部裏声で歌ってしまえという考えです。

男性が裏声で歌う曲で有名な「もののけ姫」のように力強く歌えればいいのですが、当時の私の裏声はスカスカの弱々しいものでした。

力んでいないだけマシとも言えますが、聴いている方としては退屈で仕方ありません。

裏声の練習については、以下の記事をご覧ください。

高い声を出したいなら裏声を練習するべき5つの理由

「キー高すぎ!」歌いたい曲は総じてキーが高い。裏声ならでるけど、弱々しい。高い声を出すための練習を教えて。とお困りの方へ、高い声を出したいなら裏声を練習するべきという話を理由とセットでお伝えします。

声を張る

二つ目は「声を張る」です。

とりあえず歌えるけれど、弱々しいままの裏声に嫌気がさして、私は声を張るようになりました。

声を張ると大きな声が出ます。その勢いで高い声が裏返るのを誤魔化そうとしたわけです。

ボイトレを始めて3年目くらいからはこの方向で突き進んでいました。

パワフルな歌声になって一定の満足感はありましたが、出せる声域が狭くなったので選曲の幅も狭まりました。

声を張ること自体は悪いことではなく、呼吸のタイミングを合わせて発声することで、ベルカント唱法の習得に繋がっています。

ちなみに、この頃、努力の方向を間違えて肉体改造をしていました。詳細は以下の記事をご覧ください。

ボイトレで腹筋を鍛えて逆に歌が下手になった3つの理由

ボイトレで筋トレするといいって聞いた。効果があるならやってみたいけど、デメリットとか大丈夫?誰かやってみた人いないかな。と、と気になっている方へ向けて情報をシェアしていきます。

喉締め

三つ目は「喉締め」です。

インターネットでは「志村声」と呼ばれているキンキンとした高い声です。

声を張る発声で、喉を締め、高い音域まで無理やり出している状態。

声を張るネクストステップとして、5年くらいはこの喉締めの発声をしていました。

高い声が出せるのであればそれでいいじゃないかと思うかもしれませんが、この喉締めの発声は聞いている人を不快にさせます。

あくまで過去の自分の声に対するコメントですが、一人で気持ち良くなっている奇声。

高い声は出せるようになりましたが、とても歌で使える状態ではありませんでした。

更に、私はそんな自分の声が好きになれず、少し歌から遠ざかっていた時期も。

多くの人が高い声を諦めてしまうのは、この時期だと思います。練習している人だけが分かるこの辛さ。

練習しても、練習しても、高い声が出るようにならなくて、本当に絶望的に感じるんです。

変わり始めたのは1人の先生に出会ってから

変わり始めたのは1人の先生に出会ってから

練習しても満足いく高い声が出ず、いよいよ高音発声を諦めかけていたその時、とあるボイトレ教室の広告が!

『ボイトレに通ってもダメだったしなぁ』と思いながらも、やっぱり高い声を諦めきれなかった私は再びボイトレ教室の門を叩いてみることに!

再びボイトレ教室の門を叩く

以前、ボイトレに通った時は対象声が大きくなった程度で、高い声が裏返るというのはそのままでした。

同じ先生の下でずっと練習していれば変わっていたのかもしれませんが、仕事の転勤があり地元を離れることに。

まだリモートレッスンが一般的ではなかったので、お教室はやめることになりしばらくは独学で歌い続けていました。

仕事の都合で地元に戻ってきたのは、歌い始めてから10年目の年。

その時、再びボイトレ教室の門を叩きました。

出会った1人の先生

体験レッスンでお会いしたのは男性の先生。

事前のヒアリングで、自分が高い声の出し方に悩んでいて、今までどんな練習をしてきたのかを伝えました。そしてこれが身体的な限界なら歌うことをやめようと思っているとも。

その後のレッスンで私の発声を聞いた先生が一言。

「大丈夫です。健太さんは高い声、必ず出るようになります。」

高い声が裏返る私の歌を聴いて、先生は力強く宣言してくれました。

そこから私の高音発声に特化したレッスンが始まります。

高音発声に特化したレッスン

高音発声に特化したレッスンでは、ボイトレでよくあるお決まりの練習は行われませんでした。

例えば
  • ストレッチ
  • 腹式呼吸
  • スケール練習
などやりませんでした。

先生がおっしゃるには「時間がもったいないから」とのこと。

「健太さんがどうしてもやりたいというのであれば、スケール練習とかやりますが、健太さんの目標はハイトーンボイスですよね?」

「であれば、高音発声に特化したレッスンをやりましょう」

といった感じで、レッスンは毎回高い声を出す練習のみを行いました。

また、実践的な練習をするとモチベーションが維持されるということで、課題曲も流行りのキーが高い曲でした。

たしかに先生のおっしゃる通りで、練習へのやる気は損なわれることはなく、日に日に高い声が出るようになっていきました。

そして、気付いた頃には「高い声が裏返る」を克服することに!

私に足りなかったのは鼻腔共鳴で、習得後は、自分でも今出している声が地声なのか裏声なのか分からないくらい自然に発声できるようになりました。

少し難しい用語「鼻腔共鳴」については、以下の記事で詳しく解説しています。

「これが鼻腔共鳴か!」初めて感覚をつかんだ日のお話し【高い声】

ボイトレのレッスン中に「鼻腔共鳴を意識して!」って指導されるけど、実はよく分かってない。先生に言われた通りに発声して「そう!その調子!」って言われるけど何が「そう!」なのか実感できてない。これ私だけ?

高い声が自由になって気付いたこと

高い声が自由になって気付いたこと

「大丈夫です。」と断言してくれた1人の先生と出会って、本当に高い声が出るようになり、歌で使えるようになったのです。

あれだけ嫌だった「姿勢の矯正」「呼吸の練習」も、高い声が自由になってからその大切さが分かるようになりました。

カラオケで歌うのが楽しくなり、今では誰かに歌を聴いてもらうことが幸せになりました。

気付けば自分自身がボイトレの相談を乗る立場になっていたのです。

歌うことが楽しい

高い声が裏返ることがストレスに感じていたので、それがなくなってからは歌うことが心から楽しいと思えるようになりました。

カラオケでキーを6個下げていた曲を、♭4、♭2と徐々に原曲キーに近づけていき、どこまで歌えるか!?という挑戦もしました。

今までは絶望的だった原曲キーも、曲によっては歌えるように。

「キーが高いから」という理由で避けていた曲も試せるようになったので、より一層カラオケが輝きました。

人前で歌いたい

高い声が裏返ることが恥ずかしいと思っていたので、高い声が自由になってからは人まで歌うことを避けなくなりました。

むしろ、人前で歌いたいという想いが強まることに。

この頃からカラオケオフに参加するようになりました。オフ会で歌が本当に上手い人と出会い、衝撃を受けることに。

カラオケという枠を超えて、弾き語りバーなどで歌い始めていたため、昔ほど「高い声」にこだわる事はなくなっていました。

純粋に歌うことが幸せに感じるようになったのです。

ボイトレの相談を受けるように

そしてそんなことを続けていたら、ある時からボイトレの相談を受けるようになりました。

「どうやったらそんな風に高い声で歌えるようになりますか?」

「普段、どんな練習をされているんですか?」

「ボイトレに行こうと思っていて、相談に乗ってもらえませんか?」

初めて高い声について質問を受けた時は、上手く答えられませんでした。なぜなら、自分でも分からないくらい少しずつ高い声が出るようになったから。

そんな私の拙いアドバイスでも参考になると言ってくれる人がいて、私がこのブログを始めるきっかけになりました。

私は歌うまを目指して練習していきます。その中で分かったこと、できるようになったことを発信し続けたいと思っています。

まとめ

まとめ

今日は「練習しても高い声が裏返るあなたへ【10年かけて克服した話】」という話をしました。いかがでしたでしょうか。

格好よくまとめていましたが、何度も練習をやめようと思いましたし、高い声は才能だから努力するだけ無駄だと思っていた時期もあります。

高音発声は練習が成果に繋がらないので辛い時期が続きます。それは年単位で。

でも、私は10年間続けていたら、高い声が裏返ることはなくなり、歌で使えるレベルの高音発声ができるようになりました。

カラオケ歴13年目の今でも、まだまだ音域は広がっています。

そんな私が思うのは「続けることが一番大切」ということ。

続けてさえいれば、それまで積み上げてきた練習が花開く瞬間が必ず訪れる。

今は高い声が裏返ってしまうあなたも、いつかは自由にハイトーンボイスを操るようになります。

ただ、練習に疲れてしまったときはちゃんと休んでくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。それでは~